DENTORY JOURNAL
PEEK冠の調整にDentoryで使用しているバー
PEEK冠の調整にDentoryで使用しているジルコニアバーを紹介します。咬合面・コンタクト調整には砲弾型、内面調整には細身のバーを使用し、PEEKの仕上げは義歯研磨に近い感覚で行っています。
PEEK冠の調整では、使用するバーによって削りやすさや作業感がかなり変わると感じています。
Dentoryでは、PEEK冠の形態修正や調整に、比較的安価なジルコニアバーを使用しています。
ジルコニアバーは、PEEKがバーに巻き付きにくく、スムーズに削りやすいのが特徴です。高価な専用バーでなくても、日常的な調整には十分使いやすいと感じています。
DentoryでPEEKに使用しているバー
ジルコニアバーの形態については、特定の形を強くおすすめしているわけではありません。
調整部位や術者の使いやすさによって、合う形態は変わると思います。
Dentoryでは、主に次の2種類を使用しています。
砲弾型のジルコニアバー
咬合面やコンタクトの調整には、砲弾型のジルコニアバーを使用しています。
丸みのある形態のため、咬合面の凹凸や隣接面コンタクト付近を調整しやすく、扱いやすい形です。
細身のジルコニアバー
内面調整には、細身のジルコニアバーを使用しています。
細い先端が内面に届きやすく、適合を確認しながら局所的に調整しやすい形です。
バーの形態に決まりはないため、調整部位に無理なく届き、自分が使いやすいものを選ぶのがよいと考えています。
DentoryでのPEEKの考え方
Dentoryでは、PEEKの調整や仕上げは、金属の研磨というよりも、義歯の研磨に近い感覚があると考えています。
もちろん材料としては別ですが、作業時の感覚としては、金属を磨くというより、義歯床や義歯系材料を整えていく感覚に近い印象です。
そのため、形態修正、中研磨、最終研磨までの流れも、PEEKの性質に合わせて進めています。
実際のPEEK冠の一例
以下は、Dentoryで製作したPEEK冠の一例です。
技工所での仕上げについて
Dentoryでは、PEEK冠の形態修正、中研磨、最終研磨まで技工所内で行った状態で納品しています。
今回掲載している器材のうち、ジルコニアバーは主に形態修正や調整に使用し、中研磨や最終研磨の工程もDentory内で行っています。
まとめ
PEEK冠では、材料の切削感に合う器材を選び、調整部位に応じて形態を使い分けることが、補綴物の形を保ちながら作業を進めるうえで役立ちます。
Dentoryでは、咬合面やコンタクト調整には砲弾型、内面調整には細身のジルコニアバーを使用しています。
また、PEEKの仕上げについては、Dentoryではメタル研磨というよりも、義歯の研磨に近い感覚で捉えています。
バーの形態に特別な決まりはなく、調整部位や使いやすさに合わせて選ぶのがよいと考えています。